『憎しみは憎しみによって消え去るものではない、慈愛によってのみ消え去るものである。』
1951年サンフランシスコ講和会議において、セイロン(現スリランカ)代表として参加していた J.R.ジャヤワルダナ氏の演説により、日本は、戦勝国である連合軍から出されていた日本分割統治、主権の制限、
過酷な賠償請求などの厳しい制裁措置から免れました。上に掲げた仏陀のメッセージを引用して、完全な自由と独立した 日本の復活を訴え、『セイロンは、日本に対する一切の賠償を放棄する。』と宣言。
この演説により、会議の流れは“寛大な調和”に大きく変わりました。 ジャヤワルダナ氏は終生日本を愛し続け、昭和天皇の大喪の礼には国賓として真っ先に参列しました。
1988年、死去に際して『右目はスリランカに、左目は日本に』と遺言を残して網膜を提供しました。
ジュニアス・リチャード・ジャヤワルダナ元スリランカ大統領とスリランカから受けた恩義に少しでも報いたいと願うものであります。